猪の瀬戸湿原自然観察会

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2023.4.27
再生時間
2:41

別府市の猪の瀬戸湿原で自生する
季節の草花を観察する会が開かれました。

猪の瀬戸湿原は別府市の東山、
鶴見岳と由布岳の南斜面の間、
標高およそ700メートルに位置する
12ヘクタールほどの湿原です。
周辺の山から3つの小川が流れ込み、
湿原特有の貴重な草花が多く見られます。

ここでは、湿原の環境保護に取り組んでいる
NPO法人「猪の瀬戸湿原保全の会」が
毎月第4日曜日に自然観察会を開いています。

23日に行われた観察会には、およそ100人が参加。
湿原内を散策しながら、
ガイドを務める会のメンバーから
今が見ごろのサクラソウの生態などについて説明を聞きました。

サクラソウは高原や山地の湿った草原などに咲く多年草で、
浅い切れ込みの入ったピンクや白い花びらを
5、6枚付け、とても人気のある花です。
現在は、絶滅の恐れがあるとして大分県のレッドデータブックに
記載されています。
人の手による採取で生育地が消滅するケースが後をたたず、
2021年にサクラソウは大分県の指定希少野生動植物に定められ、
これによって、無断での採取や譲渡が条例で禁止されています。

ここ猪の瀬戸湿原のサクラソウについては、
野生の鹿が花の芽を食べる被害が多発しており、
花がなくなることを危惧して群生地に柵が設けられています。
参加者たちは、説明を聞きながら希少なサクラソウを眺めたり、
写真に収めたりしていました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2023年4月23日の取材に基づいた内容となっております。

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