学芸員のひじまち学講座

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2026.9.23
再生時間
2:30

歴史文化講座「学芸員によるひじまち学」が日出町で開かれ
参加者は玖珠の森藩による参勤交代の海上航路について学びました。
この講座は町民に日出町の歴史を知ってもらおうと開かれているもので
日出町の歴史の専門職である学芸員5人が毎回、自身の研究成果を発表しています。

今年度初めての開催となった14日の講座には歴史好きの町民50人が参加。
この日は、日出町歴史資料館・帆足萬里記念館の平井義人館長が
「蘇る参勤航路の風景」と題した講演会を行いました。

まず平井館長は日出町の豊岡には江戸時代に
「頭成」という集落があり玖珠の森藩の飛び地であったと説明。
「参勤交代の際には、お殿様は玖珠から日出生台、塚原を通って
およそ40キロの道のりを2日間かけて豊岡までやってきた。
ここから御座船といわれる殿様の専用船に乗って、海路で大阪へ向かい
そこから東海道を歩いて江戸までいった」という
当時の参勤交代を紹介しました。

そしてこの日は、日出から大坂まで船で移動した瀬戸内海の風景を
58枚の絵と文章で紹介した九重町の個人宅に伝来する
「舟行山水図譜」という古文書を使って詳しく説明していきました。

古文書には一行が日出を出発し、広島沖を陸地伝いに進んでいたところ
急に愛媛沖にある地禿に進路を変えたと記録されています。
これは三代藩主・久留島通清の参勤交代に同行していた船の座礁により溺死した
弟・道方をはじめとする乗員の供養のために立ち寄ったのではないかと説明。
その後一行は、瀬戸内の島伝えに大坂まで進んでいったと解説していきました。

平井館長は最後にこの記録は、日出を出航したのが1月であったり
四国出身の久留島氏が四国沖ではなく広島沖を航行していたりすることから
実際は、参勤交代の記録ではないと自身の見解を示し、この講演を終えました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2026年9月14日の取材に基づいた内容となっております。

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