色からふるさとを知る

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2022.3.11
再生時間
2:21
※ この動画の公開は終了いたしました。

色を入口に大分県のことを知る取り組みが行われており、
その一環で、子どもたちが別府の地獄の泥や土を
使って作った作品が展示されました。

作品は別府市の観光名物、地獄めぐりの一つ
血の池地獄の一角に先月28日まで展示され、
この地獄の赤い泥を使った
書道作品6点と染め物7点が並びました。

展示を行ったのは元県職員や教職員たちが作る
「地域の色・自分の色」研究会です。
この研究会は、地域創生のため、色をテーマに
大分県の自然や歴史文化を見直し、
隠れた魅力を再発見する活動をしており、
その一環で、子ども向けの副教材を制作。
地獄めぐりを題材に、地獄それぞれの、色をはじめとした特色や、
その成り立ちなどを説明しており、
市内の幼稚園・小学校で検証と実践がされています。

明星幼稚園では、その学習の成果として、
血の池地獄の泥と温泉水を使って
園児が染め物に挑戦しました。
血の池地獄では、地下の高温と高圧力のために化学反応を起こした、
酸化鉄などを含んだ赤い泥が噴出しています。
子どもたちはビー玉やボトルのキャップを布で包み、
ゴムで縛って染め抜いて赤く染められた中に花火やヒマワリの形を
表現しました。

また、明豊高校の書道部は、泥と土を使い、
赤く力強い線で今年の干支・トラをテーマにした書や、
今年の目標を書き表しました。

「地域の色・自分の色」研究会の照山龍治代表は
「子どもたちは地獄に興味が無いと聞いていたが、
泥を触ると目の色が変わりました。
その感動が作品になっている」と話し、
今後は別府モデルを作って他の市町村にも適用できるようにしたい
ということです。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2022年3月3日の取材に基づいた内容となっております。

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