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温泉資源保護のシンポジウム
コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ
- 放送日
- 2018.11.13
- 再生時間
- 2:31
別府市の温泉の魅力や可能性を再発見することを目指す
「別府ONSENアカデミア」が10日にあり、
その中で市内の温泉資源保護をテーマとする
シンポジウムが開かれました。
「別府ONSENアカデミア」は別府市をはじめ、
観光・町づくりに関係する団体や医療福祉機関などが
開いているものです。
その一環で開かれたこのシンポジウムでは、
環境省の温泉を所管する担当者や、
温泉地が抱える問題の解決をサポートする組織の役員たちが登壇し、
別府市内の温泉資源保護の現状と取り組みについて討論しました。
まず、温泉の温度や成分の調査について話し合われ、
初めに市の担当者から説明がありました。
別府市は、ここ30年以上行われていなかった
市内全域での温泉の科学的調査を
2年前から専門家や一般市民と行っています。
この日、市の担当者は、調査の結果、過去のデータと比較して
大きな変化は無いと、説明。
専門家たちは、現状をデータに残しておくことの重要性を話し、
市全体だけではなく、源泉の所有者や利用者も
個別で常に状況を知っておくべきだ、と指摘していました。
続いて話されたのは、温泉資源保護の対策についてです。
温泉を利用したエネルギー開発と温泉資源保護の両立に向けて
市が審議会の設置や条例を制定したことのほか、
開発に一定の規制がかけられる保護地域を
今年12月から拡大することなどを市や県の担当者が説明。
専門家の一人は、大分県は動力を使って温泉をくみ上げている割合が
他の温泉地よりも低いことを示し、
今の時点で開発規制を設けることの有効性を
評価していました。
取材内容(番組動画、テキストなど)は
2018年11月10日の取材に基づいた内容となっております。
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