猪の瀬戸湿原野焼き

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2023.3.9
再生時間
2:30
※ この動画の公開は終了いたしました。

別府市の猪の瀬戸湿原で春の訪れに備えた
野焼きが行われました。

猪の瀬戸湿原は、鶴見岳と由布岳の間、
標高およそ750メートルに位置する湿原地帯で、
サクラソウやオオキツネノカミソリなど
珍しい植物や動物が数多く生息する場所です。

この湿原の環境保全に取り組む
「NPO法人 猪の瀬戸湿原保全の会」では
湿原の環境を守るため毎年この時期に野焼きを実施し、
湿原の生態系を維持・管理しています。

5日の野焼きには「猪の瀬戸湿原保全の会」のメンバーのほか、
大分県や別府市、環境省や湿原を所有する城島高原オペレーションズなどから
およそ50人が参加。

参加者は6班に分かれ、
火が延焼しないように充分注意を払いながら
バーナーを使って枯れ草に火をつけていきました。

猪の瀬戸湿原は
昭和47年に人手不足や地域産業の衰退により野焼きが停止。
その影響で森林化が進んだため、
平成24年に野焼きを再開しています。

令和元年には良好な自然環境の保全が必要な地域として
「別府市生物環境保護区」に指定されました。

また昨年には環境省などの協力の下
シカなどが植物のツボミを食べる「食害(しょくがい)」を防ぐため、
植物が群生するエリアには柵を新たに設置し
湿原保護の強化を図っています。

この日の野焼きでは県道11号線を挟んだ
合わせて16.61ヘクタールの範囲が焼き払われ、
新しい植物が芽を出す手助けをしました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2023年3月5日の取材に基づいた内容となっております。

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