「免疫力日本一宣言」中間報告

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2021.12.23
再生時間
2:18
※ この動画の公開は終了いたしました。

温泉に一定期間入ることで免疫力の向上や
疾病リスクの改善が見られるかどうかを測定する
「免疫力日本一宣言」の実証実験中間報告が行われました。

別府市、別府市旅館ホテル組合連合会、
九州大学都市研究センターの3者は
今年4月に連携協定を結び温泉に免疫力や治癒力をあげる効果が
あるかどうかを科学的に検証し観光産業に役立てようと
「免疫力日本一宣言」に取り組んでいます。

7月からは検証のためのモニターを募集。
温泉宿泊施設に1週間滞在し初日と最終日には採血と採便を行い解析することで
疾病リスクなどの数値に変化があるかどうかを検証しています。
この日は九州大学都市研究センターの
馬奈木俊介センター長が中間報告を行い、これまでに40人が検証に参加し、
先端技術を用いた腸内細菌のゲノム解析によって得られた
現時点でのデータとそこから分かることを話しました。

馬奈木センター長によると1週間温泉に入ることで
多くの疾病リスクの改善が見られ、具体的には単純温泉に入浴した男性では
痛風のリスクがマイナス16・84パーセント、
過敏性腸症候群のリスクがマイナス13パーセント、
単純温泉に入浴した女性では喘息のリスクがマイナス31・33パーセント、
肥満のリスクがマイナス18パーセントなどです。

また入浴時間によっても疾病リスクが変化することを示し、
泉質や性別によって結果が変わることから、
温泉宿に宿泊しながら自身の健康状態の変化を知る
療養型メディカルリゾートとしてその人その人に合った
温泉や入浴時間の提案が可能だと話しました。

今後は引き続き実証実験を行いデータのサンプル数を増やし
2022年度中には学術論文を発表する予定だということです。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2021年12月15日の取材に基づいた内容となっております。

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