子どもの健やかな成長を願って 日出町の伝統行事「かせどり」

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2016.1.14
再生時間
4:42
※ この動画の公開は終了いたしました。

日出町大神原山地区で子どもの生まれた家庭に大きなわら草履を届けて健やかな成長願う
新年の伝統行事「かせどり」が行われました。

「かせどり」は、新たに子どもが生まれた家に『大足半』と呼ばれ
縦70センチ、横40センチ、重さ7キロもある「大きなわら草履」を届ける行事で、
「この草履がはけるくらい立派に大きく成長するように」との願いが込められています。
江戸時代末期に始まったと言われるこの「かせどり」は、
戦争などで約(およそ)50年間途絶えていましたが、
1999年・平成11年に平均年齢70歳の原山ボランティアクラブが中心となって復活させました。

ボランティアクラブのメンバーは
昨年11月から毎週火曜日に地区の公民館に集まり、
メンバーの一人が持つ田んぼで作られた
もち米の稲わらを丁寧に編みこんで大きなわら草履を製作。
今回は初めて、稲わらを収穫後に一度も雨にぬらさずに乾燥できたため
新鮮な青々しさが残ったそうです。

贈り手は、相手に正体を知られてはならない習わしがあり、
化粧や覆面などをして変装します。
今年は、原山地区で生まれた子どもがおらず、
一昨年にお孫さんが生まれた
塩川さんと藤原さん宅を訪問しました。

またこの日は、キツネやタヌキに似せて化粧をし、
地区に住む子どもたち3人も祝いの俵(たわら)などを届けに、かせどり行事に参加しました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2016年1月10日の取材に基づいた内容となっております。

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