願成就寺で火渡り

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2024.2.14
再生時間
2:22

国東半島一帯に残る山岳信仰、「六郷満山」。
その寺院群の一つ、日出町の願成就寺で春の大祭が行われ、
参拝者たちが火渡りをして願掛けをしました。

日出町藤原にある願成就寺は
宇佐八幡神の化身である仁聞菩薩が
六郷満山で行う巡礼の最後の場として築いた寺で、
六郷満山を開山する願いが叶ったことから、
その名が付けられました。

寺では毎年、節分の後の2月10日と11日の2日間、
厄除けや無病息災などを祈願する
春の大祭を開いています。

大祭初日には法要が行われ、
2日目の11日には、煩悩を焼き払う「採燈護摩」と
行の一つ「火渡り」が行われました。

初めに行われたのは「宝弓の儀」。
周囲に結界を張るため、6方向に破魔矢が放たれ、
霊験ある矢は手にした参拝客が持ち帰りました。

つづく、採燈護摩では、ヒノキの枝葉を積み上げた護摩壇に火が点けられ、
白い装束に身を包んだ僧侶たちが真言やお教を唱えながら、
参拝客の願いが書かれた護摩木を炎の中へ投げ入れました。

火が収まると、火渡りが行われます。
参拝客は、まだ熱さが残る炭の上を
その熱さに耐えながら歩き、今年が良い年になるよう願いました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2024年2月11日の取材に基づいた内容となっております。

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