猪の瀬戸湿原 野焼き

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2017.2.27
再生時間
2:25
※ この動画の公開は終了いたしました。

別府市東山にある猪の瀬戸湿原で
本格的な春の訪れを前に野焼きが
行われました。

猪の瀬戸湿原は鶴見岳と由布岳の南斜面の間にある
標高700メートルの湿原地帯です。

昭和47年頃に野焼きが途絶えてからは
外来植物の侵入などにより
森林化が進み湿原が失われつつありました。

そこで、湿原の保護や再生に向けて取り組む
「猪の瀬戸湿原保全の会」をはじめ
環境省、大分県、別府市、地元自治会、
城島高原オペレーションズなどで構成する
野焼き実行委員会を設立。

2012年に野焼きを再開して以来、
湿原の森林化を防ぎ再生・保護に取り組んでいます。

今年の野焼きにはおよそ50人が参加し
12.36ヘクタールを2つのブロックに分けて焼いていきました。

点火の指示を受けてつけられた火は
背丈ほどに伸びた草を燃やし順調に燃え広がっていました。

野焼きを再開して5年がたつ現在は、
かつて群生していたサクラソウなどの希少な植物も
徐々に自生の範囲を広げ、4月から11月には
月に1度、自然観察会が行われるなど
本来の湿原の姿を取り戻しつつあります。

野焼きを始めておよそ2時間ほどで
猪の瀬戸湿原は黒く染まりました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2017年2月26日の取材に基づいた内容となっております。

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