木下延由の刀 発見

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2021.6.24
再生時間
2:30
※ この動画の公開は終了いたしました。

日出藩初代藩主・木下延俊の息子であり、
現在の杵築市山香町にあたる立石領の初代領主でもある木下延由。
彼に関する史料はほとんど残っていませんが、
彼が所持していた刀が発見されました。

18日、日出町は刀の発見に伴う記者発表を
日出町歴史資料館・日出町帆足萬里記念館で開きました。
発見されたのは「木下氏延由所持小太刀」という刀で、
刀身は58.6センチあり、
二筋樋という2本の溝が彫られています。
刀は兵庫県在住の刀剣愛好家が発見し
今回日出町が資料館で預かり受けました。

刀には延由が所持していたものとわかる銘が刻まれています。

木下延由は日出藩初代藩主・木下延俊の4男として生まれ、
立石領 初代領主となった人物です。
また、彼については、豊臣家滅亡の際に
徳川方の手にかかって命を落としたとされる
豊臣秀頼の子・国松ではないかとも言われています。
密かに逃げのびた国松が祖父・秀吉の縁を頼って日出藩に身を寄せ、
延由(のぶよし)に成り代わったというこの話は
「国松伝説」と呼ばれています。

記者発表では、平井義人 館長が
延由が国松であることは、日出藩の世継ぎに
文書に残さない口伝で「一子相伝」で伝えられていたと説明。

今回の刀の発見が、
「延由の人物像に迫る研究材料になりうる」と話しました。
この日は、杵築市山香立石の住民が招かれ、
発見された刀を見て、地元の新たな歴史ロマンに
期待を膨らませていました。

日出町では、この刀と合わせて
杵築市の寺社に所蔵されている
延由ゆかりの写経や、連歌を記録したものなどを
7月13日から展示することにしています。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2021年6月18日の取材に基づいた内容となっております。

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