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別府市インクルーシブ防災 報告会
コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ
- 放送日
- 2025.3.14
- 再生時間
- 2:18
別府市が進める災害時、高齢者や障がいのある人を含む
すべての人を取り残さない防災活動
「インクルーシブ防災」の事業報告会が行われました。
別府市では現在、災害時に支援や配慮が必要な人たちを
地域で守るための仕組みを作る「インクルーシブ防災」を、
障がい者を中心とした市民団体「福祉フォーラム in 別杵・速見実行委員会」
とともに進めています。
8日には今年度の事業報告会が行われ、
障がい当事者や福祉関係者およそ50人に加え、
オンラインにて他県の自治体防災関係者などが参加。
別府市でインクルーシブ防災の取組が始動して
10年が経過したことを受け、今回の報告会では
防災に関する合理的配慮がどこまで進んだのかを
確認しながら今後の課題について話し合われました。
NPO法人さくらネット代表理事の石井布紀子さんは、
能登半島地震での支援活動において
誰がどこに避難しているのか分からないという
事態が発生したことを報告。
市内では、個別避難計画の作成は進んでいるとしながらも
支援につながらなければ避難生活のなかで
災害関連死を招くおそれがあるとして、
避難者の被災状況や必要な支援などを確認することができる
「安否確認アプリ」の開発を検討していることが紹介されました。
アプリについては今後、災害関連死を減らす取組として全国展開できるよう、
障害当事者や支援団体だけではなく市民と行政がどのようにアプリ開発に参画していくか
模索していくということです。
続いて、福祉・医療関係者をはじめ
気象台や障がい当事者などが今年度実施した防災活動について報告。
医療・福祉関係者からは発災時、事業所が正常に機能するかを検証する
BCP訓練を実施したこと、そして、気象台からは
要配慮者に対して気象に関する講話や障がい当事者と一緒に
防災行動計画の作成を行ったことなどが報告されました。
取材内容(番組動画、テキストなど)は
2025年3月8日の取材に基づいた内容となっております。
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