要医療ケア者の避難を考える

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2021.8.20
再生時間
2:07

医療的ケアが必要な人の災害時の避難方法などについて
検討する会議が初めて開かれ、
対象となる人に関する情報の
集め方などについて話し合われました。

別府市は災害時、避難行動や避難生活に支援を要する人が
安全に避難できるよう、
仕組みや支援ネットワーク作りを地域と協働して行う
「インクルーシブ防災」を進めています。
別府市によると、市内にはこのような要援護者が
確認されているだけでおよそ5500人いるとされ、
市はこれまで、障害者や高齢者について
個別の避難計画の作成促進や避難訓練を行ってきました。

国は今年度、法改正によって要援護者の個別避難計画作成を
市町村に対して努力義務化。
このモデル事業として、別府市は今年度、
難病などで医療的ケアが必要とされる人や子どもの
個別避難計画の作成を進めます。
18日、行政や医療、福祉の関係者や
医療的ケアを要する患者の家族などが参加して、
その初めての会議が開かれました。

冒頭を除いて非公開で行われた会議では、
別府市の担当者が、事業の概要をはじめ、
今回対象となる人の情報を集める仕組み作りや
医療機関との協働の必要性などを説明。
会議参加者からは、関係機関が持つ情報を集めて照らし合わせ、
対象者の漏れがないようにとの指摘や、
医療用機器の電源を確保する必要性が挙げられ、
情報の共有などが行われました。

この会議は今後オンラインなどで5回開かれ、
事業の進め方や仕組みづくりなどを議論します。
会議を経てモデル的な個別避難計画を作成して訓練を行い、
町の自主防災会での対応が可能かなどを検討しながら、
別府市は「誰一人取り残さない」仕組み作りを
図ることにしています。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2021年8月18日の取材に基づいた内容となっております。

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