「回天」実物大模型の除幕式

コーナー名:

放送日
2014.4.7
再生時間
2:10
※ この動画の公開は終了いたしました。



太平洋戦争末期に
日本軍の特殊兵器として開発された
人間魚雷「回天」の実物大模型が
回天の基地があった日出町に設置されました。人間魚雷「回天」は太平洋戦争の末期、
劣勢となっていた戦局を打開しようと
開発された日本軍の特攻兵器です。
当時全国4カ所に回天基地が作られ
大神基地では273人の乗組員が訓練を受けていました。
日出町大神深江には
現在も回天に関連した施設跡や
回天で亡くなった方たちを祭った回天神社があります。
日出町ではこの回天を含め
戦争の悲惨さを後世に伝えていこうと
町内から寄付金などを募り
およそ630万円かけて実物大の模型を
施設跡に設置。
3日のこの日は関係者が出席し
完成した模型の除幕式が行われました。

日出町の工藤義見町長は
「回天に関しては以前から、
パンフレットやDVDなどを作成してきましたが、
なんとか回天自体を
復元できないかと考えていました。
今回多くの方の尽力で実物大模型が完成。
今後はこの場所に駐車場やベンチなどを設置して
公園として
多くの人が集う場所にしていきたい」と話していました。
今回復元された実物大模型は
「回天一型改一」と呼ばれるもので
全長14・75メートル
直径1メートル、全重量は8300キログラムあります。
1人乗りで潜水艦から、搭乗するハッチがなく
陸上から出撃するタイプだったそうで
船体の前方に弾薬が搭載され
最大速度は30ノット、
時速およそ56キロが出たものだという事です。

式典の後には見学会が設けられ
多くの人が模型を見ながら
戦争について考えていました。

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