こころの健康づくり研修会

コーナー名:

放送日
2012.11.29
再生時間
2:36
※ この動画の公開は終了いたしました。



いつまでもいきいきとした生活を送ってほしいと
こころの健康について考える研修会が開かれました。
心の健康づくり研修会は
別府市内でも特に60歳以上の
自殺者が多いことから
心の健康について考えてもらいたいと
別府市健康づくり推進課が
開いたものです。

会場には主に65歳以上の方が集まり
はじめに別府市での自殺者数の状況や
原因についてなどの説明を受けました。

別府市の自殺者数は県内でも多く
特に仕事を退職したり体力に衰えがみえる
60歳代の方に多くみられる傾向があります。
原因の多くは健康面での不安や仕事面での不安などです。

市では平成21年度から特に自殺防止に力を入れ
講演などの研修会を行ってきましたが
今回のように高齢者に的をしぼった研修は
初めての試みです。

研修会では杵築市出身で
熊本県の九州ルーテル学院大学の
西章男(にしあきお)さんが講師となり
「自分自身の『強み』発見」というテーマで講演を行いました。

西さんは大学の人文学部・心理臨床学科の准教授です。
教鞭を取る前には
精神科病院や老人福祉施設で
社会福祉士や精神保健福祉士として
長年働いた経験もあります。

今回は西さんの経験や
様々な事柄などを例に出しながら
心を健康に保つために
自分の強みを見つけることの
大切さを話しました。

一見、問題点に見えることも
見方を変えると長所になり
自分を肯定することで
生きる自信につながるとして
研修の中では実践の時間も設けられました。

参加者たちは隣同志でペアになり
一人が短所を発表し、もう一人が
「いいんです、それはとてもいいことです。
なぜなら、ナニナニだからです」という言い回しで
短所ではないということを伝えます。

最初はとまどいもあったようですが
参加者たちは和やかな雰囲気で
お互いのことを発表し合っていました。

別府市ではこのような取り組みを
今後も続けていくということです。

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