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鉄輪温泉湯あみまつり
コーナー名:
- 放送日
- 2012.9.24
- 再生時間
- 8:58
別府八湯のひとつである鉄輪温泉。
その鉄輪温泉で毎年開かれている
鉄輪温泉湯あみ祭りの様子を取材してきました。
この「鉄輪温泉湯あみ祭り」は、
鉄輪に温泉を開いたとされる
鎌倉時代の僧侶一遍上人を供養し、
温泉の恵みに感謝するお祭りで、
旅館組合や自治会などでつくる
NPO法人「鉄輪温泉共栄会」が毎年開いています。
初日となったこの日は、
鉄輪地区の旅館や
個人の家から持ち寄った温泉を供養する
献灯筒供養が行われました。
続いて行われた「上人餅つき会」では
共栄会のメンバーや観光客が
およそ20キロの餅をつきました。
このもち米は鉄輪温泉の噴気を使って蒸していて
参加した皆さんは
会場に響く掛け声にあわせて
力いっぱい杵を振り下ろしていました。
23日の日曜日、祭り最終日には
メインイベントである
一遍上人法要と稚児行列が行われます。
鉄輪風呂本の公民館には
稚児行列に参加する
2歳から7歳までの子ども27人が集まりました。
子どもたちは
鉄輪旅館の女将さんたちで結成された
「かんなめ会」や
お母さん、おばあちゃんの手によって
お稚児さんになるための
衣装の着付けと化粧が施されました。
可愛いお稚児さんに変身した子どもたちは
一遍上人ゆかりのお寺「温泉山永福寺」へ移動し
お寺のご本尊にお参りしました。
続いて、一遍上人の法要が行われました。
住職の読経が響く中、お稚児さんが
手にした大きな数珠を回し、一遍上人を偲びました。
数珠回しの後には、お寺の住職が子ども達へ
仏さまの教えを話しました。
法要のあとは、前日の雨で延期になっていた
餅まきと奉納踊りが行われました。
今回行われた奉納踊りは
一遍上人が広めたとされる踊り念仏が再現され
当時の姿を偲ばせました。
奉納踊りの後はいよいよ稚児行列です。
稚児行列では、お稚児さんを先頭に、
一遍上人像を載せた御室が進みました。
「渋の湯」では、住職が上人像を抱きかかえて、
温泉に入れてあげる「湯あみ」が行われ、
ゆっくりとお湯がかけられていました。
「鉄輪むし湯」前では、お稚児さんが
「病気をしないで健康でありますように」と
お祈りしながら上人像にひしゃくでお湯をかけました。
一行は、温泉の恵みに感謝の気持ちを捧げながら、
「熱の湯」「すじ湯温泉」を回り、
鉄輪の町を練り歩きました。
稚児行列の途中では
沿道の観光客から写真撮影のお願いや
「かわいい」といった声援が送られていました。
鉄輪の町を練り歩いた子どもたちは最後に
スタート地点だったお寺へ戻り
お参りをしてお稚児さんの役目を終了。
稚児行列と共に鉄輪の町を巡った
一遍上人像もお寺に戻り
3日間のお祭りを終えました。
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