別府ONSENアカデミア

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2024.11.29
再生時間
2:45

温泉の様々な魅力を検証し、大切な資源である
温泉を守りながら、新たな可能性を全国や世界に向けて
発信するシンポジウム、「別府ONSENアカデミア」が
開催されました。

「別府ONSENアカデミア」は温泉の効能や効果を医学的に検証し、
その根拠を明らかにすることや新たな活用方法の模索、
そして、温泉地別府の高付加価値化などの意見を述べ合う場として開かれているものです。

最初の発表には、長野市長と市職員が登壇。
温泉地に長期間滞在し、温泉の効能によって病気の治療や健康回復を図る
「湯治」の先進事例について、フランスの温泉保養地
ヴィシー市を視察した長野市長らから、リウマチなど12の疾患に対応する
温泉療法が72種類あることや、患者に適した療法は
温泉療法専門医が診察して決定し、保険適用があること。
これらの湯治を行うための療養施設が市内に複数あったことを紹介しました。
また視察を経て、いまの別府市は温泉や湯治の研究を行う仕組みが欠けていると考えたこと、
療養に訪れた人に対し個人にあったプランを提案することで
長期滞在につなげられると話しました。

このほか、現在別府市が進めている
「新湯治・ウェルネスツーリズム事業」のひとつとして
今後建設予定の温泉関連施設、「新湯治・ウェルネス 研究・実践拠点」の
構想を紹介。
食事や入浴などを組み合わせた滞在プランを提供する
この施設は扇山のふもとに位置し、区分けされた敷地内には
温泉に関する研究を行うラボエリアを設けることなどを話しました。

続いて、別府市と包括連携協定を結ぶ温泉関連会社や
温泉と観光などを結びつけた事業を展開する
国内の温泉地の関係者らが登壇し、トークセッションを行いました。

テーマは「温泉地での長期滞在のための施策や事例について」。
このうち、愛媛県の道後温泉旅館協同組合の越智英幸事務局長は、
健康増進に温泉療法を利用するための
「温泉指導員」などを育成し、
各宿に配置していることや、入浴プログラムとサイクリングなどを
ひとまとめにしたプランを打ち出していることなどを説明しました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2024年11月22日の取材に基づいた内容となっております。

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