新春伝統行事「かせどり」準備

コーナー名:

放送日
2013.12.26
再生時間
2:16
※ この動画の公開は終了いたしました。



日出町大神原山地区に
伝わる新春の行事
「かせどり」を前に、
地元のボランティアクラブが
大きなわら草履の
製作をしました。「かせどり」は、
新たに子どもが生まれた家に『大足半』と呼ばれ
縦70センチ、横40センチ、
重さ7キロもある「大きなわら草履」を届ける行事で、
「この草履がはけるくらい
立派に大きく成長するように」との
願いが込められています。
近年は、この地区の出生率も低いため、
男女問わずに大足半を贈っています。
江戸時代末期に始まったと言われるこの「かせどり」は、
戦争などで約50年間途切れていましたが、
1999年・平成11年に平均年齢70歳の
原山(はるやま)ボランティアクラブが中心となって復活させ、
それからずっと続けられています。

今年は、12月3日から毎週火曜日の夜に
原山ボランティアクラブのメンバー34人が
集まりました。
大足半を唯一作ることのできる
佐藤 秀光さんの指導の下、メンバーは、10月上旬に刈り取ったもち米の稲を
丁寧に編みこんで、大きなわら草履を製作。
最終日の24日は、ある程度、完成したわら草履に、
お祝いの結びなどを施し、化粧直しをしました。

またこの日は、地域に住む大神小学校
4・5・6年生の児童3人も参加。
メンバーの塩川尚夫さんから
アドバイスをもらいながら、祝いの俵を作りました。
来年の「かせどり」行事は、1月12日の夜に行われ、
原山ボランティアクラブのメンバーは、
新たに子どもの生まれたお宅1軒を訪ね、
大足半を届けるということです。

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