日本の麹文化を知ろう

コーナー名:

放送日
2013.1.24
再生時間
2:26
※ この動画の公開は終了いたしました。



日出町で日本の食文化を支える
麹についての講演会が
行われました。

この講演会は悪質商法などの消費者問題についての啓発や
関係団体同士の交流を目的に
大分県と大分県消費者団体連絡協議会が毎年開いている
地域消費者フォーラムの一環で行われたものです。

この日は関係者をはじめ
地域の人などおよそ170人が参加。

今回のテーマは「衣・食・住」の中でも特に
消費者にとって日常生活に欠かせない
「食」に関わるもので
別府大学食物栄養科学部の教授 岡本啓湖さんが
「『麹文化でまなぶ食生活』
~安全な食生活を次世代へ~」という演題で講演しました。


講演の中で岡本さんは今ブームになっている
塩麹の上手な使い方や麹菌について話しました。
麹菌は「国の菌」と書く「国菌」と呼ばれるほど
日本の食文化には欠かせない菌とされているそうです。

その理由として麹菌が
多種多様な酵素を生産することが挙げられます。
日本の醤油や味噌、清酒や焼酎などは
麹菌が作った酵素により大豆や米などの
たんぱく質や脂肪分を分解し発酵することでできるからです。

またこういった発酵食品は原料となる食材が
微生物によって分解されているので
食べた時に体内での吸収が高まります。

醤油には20種類以上のアミノ酸や
必須アミノ酸が含まれている他
血圧を下げたり、殺菌、抗酸化作用があり
味噌にはコレステロールの上昇抑制や
胃潰瘍防止効果など多くの作用があるとされています。

参加者は麹菌の働きや
普段から食べている発酵食品の力について
ペンを片手に興味深そうに聞いていました。

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