新しい「不老泉」が完成

コーナー名:

放送日
2014.8.11
再生時間
5:36
※ この動画の公開は終了いたしました。



老朽化に伴い、
立て替えが行われていた
別府市営温泉「不老泉」が
新しく生まれ変わりました。不老泉は、古くからあったようですが、
今から112年前の明治35年3月22日に、
木造3階建ての施設に、
そして、大正10年には、モダンな雰囲気の3階建てに、
戦後の昭和32年には、近代的な容姿を誇る
「白亜の殿堂」と紹介された
鉄筋コンクリート3階建てに
建て替えられてきました。
昭和32年に建てられた不老泉は、
老朽化したため、昨年9月24日から休館。
解体工事の後、新築工事を行ってきましたが、
その工事が終了し、
8月8日、竣工式が執り行われました。

玄関前で関係者がテープカットを行い、
続いて餅まきで完成を祝いました。
この日は、台風11号の接近に伴い、
雨の降る中でしたが、
地元の人や観光客がたくさんの餅を拾いました。

新しく生まれ変わった不老泉は、
鉄筋コンクリート2階建てで、
外観は和風造り、そして
屋根瓦で重厚感が出ています。
浴室内は御影石が敷き詰められ、
明るく落ち着いた雰囲気。
浴槽の広さは、以前の不老泉と同様、
約20平方メートルと市営温泉の中で最も広く、
設定温度が44度の「あつ湯」と
41度の「ぬる湯」の
2種類を楽しめるようになっています。

また、車いすの方が利用しやすいように
脱衣所から浴室までは、段差のない設計で、
シャワー付きの洗い場が設けられています。
その他、視覚障害者対応のエレベーターや
多目的トイレなども設置されています。
また、エントランス正面に見えるのは
以前の不老泉で使用されていた「鬼瓦」で、
浴室のガラスの外にも鬼瓦や
植物が植えられているなどの一工夫がされており、
総事業費は、解体工事費を含んで約2億5千万円です。
別府市は、来年度の利用者を
建て替え前の約1.5倍に当たる
19万4千人と試算しています。
この日は、オープン初日を記念して温泉が無料開放され、
正午の合図とともに、
完成を待ちわびていた多くの方々が、
一番風呂を楽しみました。

不老泉の営業時間は、
午前6時30分から午後10時30分までで、
入浴料は、小学生以上100円です。

この動画に関連するカテゴリ

[ジャンル]
ムービー
CTBメディア株式会社へ わくわくとんぼビデオTOP
ビデオジャンル
メニュー