地域生活を考える研修会

コーナー名:

放送日
2013.2.26
再生時間
2:46
※ この動画の公開は終了いたしました。



障害がある人の地域生活を考える研修会が
別府市社会福祉会館で開かれました。
この研修会は、別府市障害者自立支援協議会が
 障害がある人や保護者、支援者などに
地域と連携した生活について
考えてもらおうと開いたものです。
研修会では京都府にある社会福祉法人
よさのうみ福祉会の青木 一博さんが
「地域での暮らしを考える」というテーマで講演しました。
よさのうみ福祉会は、重度の障害がある人も
安心して労働と生活が保障される施設の設置や
障がいがある人のための総合施設づくりに
取り組んでいる組織です。

会場には市内の民生委員や支援学校の関係者など
100人以上が集まりました。
   
およそ30年前、
国内には知的障害を抱える人のための
入所施設がなく、
障害がある子を持つ親達は 
自分達がいなくなったあとも
 子ども達が生活できる場所の設置を
強く望んでいました。
昭和58年、
障害がある子どもを持つ親の切実な思いを受け
よさのうみ福祉会は障害がある人のための
労働と生活ができる施設づくりに
取り組み始めます。
施設を作るためには近隣住民の理解が必要不可欠で、
14年もの間 説明会や話し合いの活動を行いました。

その結果、高齢化が進む地域で
高齢者施設と障害がある人のための施設をつくるという条件で
地域の理解が得られ、全員個室で30人が入所可能な
知的障害をかかえる人のための施設設置が実現。
現在では9つのホームで51人が暮らしているそうです。
さらに、障害がある人の雇用促進と
自立した生活を支援するため
「リフレかやの里」というレストランやホテルなどがある施設の
指定管理も担うようになりました。

研修会を開いた別府市障害者自立支援協議会の関係者は
「講演の事例を参考に、   別府市でも入所施設を作られるよう
取り組んでいきたいです」と
話していました。

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