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地元の地熱活動を知ろう
コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ
- 放送日
- 2023.9.20
- 再生時間
- 2:46
活火山である鶴見岳のふもとにある
朝日大平山地区公民館で火山についての講座が開かれ、
地元の子どもと大人が温泉が生まれる仕組みや
身近な地熱活動について実験や体験を通して学びました。
16日に朝日大平山地区公民館が開いたこの講座には、
地元の子どもとその保護者合わせて20人が参加。
京都大学地球熱学研究施設の大沢信二施設長が講師となり、
火山が噴火する仕組みと別府の温泉の関係を説明しました。
マグマが噴き出す「マグマ噴火」では、
高温・高圧状態の地下のマグマが上昇して
圧力が下がることでマグマ内の水分が気泡に変化。
この現象が進んで、浮力が増したマグマが
一気に上昇して地表に放出されます。
講座では、炭酸水が入った容器内の圧力を下げると、
溶けている二酸化炭素が気泡になって現れる実験を行いました。
子どもたちは、噴火と同じ原理で
気泡が増えていく様子を観察しました。
また、水蒸気が噴出する「水蒸気噴火」では、
マグマで温められて気化した地下水が
高温・高圧になって噴出します。
大沢さんは「これが別府の温泉ができる仕組みと同じだ」と
解説しました。
続いて、公民館のそばにある火男火売神社で見られる地熱活動を見学しました。
火男火売神社では、昭和50年ごろに境内の林で
二酸化炭素を多く含んだ蒸気が噴出しています。
この日は境内のいくつかの場所で専用の機械を使って二酸化炭素を計測。
林の近くでは、今は激しい噴出は見られないものの、
ほかの場所と比べても地面から出てくる二酸化炭素が今も多いことを
参加者と確認しました。
講座を主催した朝日大平山地区公民館では、
こういった機会を通して、自分たちが住んでいる地域が
どのような場所なのかを知ってもらいたいとしています。
取材内容(番組動画、テキストなど)は
2023年9月16日の取材に基づいた内容となっております。
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