インクルーシブ防災事業報告会

コーナー名:地域の話題/わくわくとんぼテレビ

放送日
2024.3.18
再生時間
2:28

すべての人に寄り添い誰も取り残さない防災
「インクルーシブ防災」の令和5年度の
事業報告会が別府市で開かれました。

この報告会は、障がい者を中心とした市民グループ
福祉フォーラムin別杵速見実行委員会が
主催したもので、この日は、会場と別府市内外からの
オンライン合わせて60人以上が出席しました。
今回は、特に、1月1日に発生した能登半島地震を受け、
災害時の課題を共有しながら別府市の実情に合わせた取り組みの
共有を目的に開催されました。

これを受け、第1部では、「能登半島地震から見えてきたこと」をテーマに
NPO法人さくらネット代表理事の
石井布紀子さんが報告者として被災地の実情を説明しました。

今回の能登半島地震では津波や火災、
そして家屋の倒壊、積雪の影響など
複合的な理由による被害が発生したことを写真とともに報告。
被災者からの声として「停電・断水・通信不良・移動困難・寒さリスク・
感染症リスク」の6つの苦しみがあったことが挙げられていました。
その他、今回の震災から住民同士でつながること、学び話し合うこと、
地域づくりを兼ねた防災訓練を続けることといった
「日頃の支えあいの力」が市民ひとりひとりができる
減災であると訴えました。

第2部では「要支援者防災の課題」をテーマに
自治会関係者・医療機関関係者・大分地方気象台職員・障がい当事者・
市職員の5人がパネリストとして登壇。
今後の課題として、登壇者それぞれが今年度の取り組みを振り返りました。
医療機関関係者からは地震を想定した初動対応訓練を実施して
施設内の危険箇所など改めて気づいた。
障がい当事者からは地域の避難所運営訓練で
段ボールベッドを体験した際、
ベッドの固さによる体への負担を感じた。
など、これらの意見を受け高齢者や要配慮者なども含めた
誰も取り残さない「インクルーシブ防災」の
これからの方向性について意見を交わしました。

取材内容(番組動画、テキストなど)は
2024年3月9日の取材に基づいた内容となっております。

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