201回忌 脇 蘭室祭

コーナー名:

放送日
2014.11.11
再生時間
2:19
※ この動画の公開は終了いたしました。



日出町出身の儒学者・脇 蘭室を偲ぶ
「201回忌脇 蘭室祭」が開かれました。脇 蘭室は、日出町豊岡小浦出身の
江戸時代後期の儒学者です。
26歳ごろには私塾「菊園」を
豊岡小浦に開きました。
それまでには国東の学者三浦梅園をはじめ
熊本の藪狐山、大阪の中山竹三に学び
学問の道を進んできた脇蘭室。
私塾「菊園」では豊後三賢人の一人である
帆足 萬里の指導を8年間行い
その後の活躍にも大きな影響を与えていますが
その功績はあまり知られていません。

日出町豊岡の平道自治公民館では、
脇蘭室が亡くなった11月に
その遺徳を偲び、功績を後世に伝えていこうと
毎年、脇 蘭室祭を開いています。
この日は、
脇蘭室祭実行委員会や
地域の人、日出町の関係者など約40人が出席。

地元、覚正寺の副住職による読経の中、
出席者は、焼香をあげ、地元の偉人を偲びました。

後の世代への指導を行い
学問を広げた蘭室の功績が
なぜ知られていないのか。
それについて地元で郷土史の研究をしている
野﨑 一郎さんはその答えの一つに
「学は志を遜するにあり」という言葉があると話します。

これは蘭室が学んだ熊本の学者 藪弧山の言葉で、
「学問をするには謙虚な心が大切だ」
という意味があり
蘭室はその言葉を
生涯大切にしていたのだと言います。

法要の後には野﨑さんがこの言葉をテーマに講話を行い、
広くは知られていない存在だが
当時の老中松平定信にも知られるほどの
存在だったことを話しました。
  

脇蘭室祭実行委員会では
この脇蘭室祭を今後も続け
その素晴らしさを
後世に伝え続けていくという事です。

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