羅漢寺石仏の世界を考える

コーナー名:

放送日
2015.2.10
再生時間
2:21
※ この動画の公開は終了いたしました。



昨年8月、中津市の寺、羅漢寺にある数多くの石仏が
国の重要文化財に指定されました。
この指定の根拠となった調査に協力した別府大学が
羅漢寺の石仏について考えるシンポジウムを開きました。これは「羅漢寺石仏」が国から重要文化財の指定を受けたことを記念して、
調査を行った別府大学と中津市が
調査の成果を多くの人に知ってもらいたいと開いたものです。
会場には、文化財について学ぶ学生や
羅漢寺の近隣住民を含んだ一般の人など、
200人を超える人が集まりました。

羅漢寺は中津市本耶馬渓町にあり、煩悩を消し去った聖人、「羅漢」の石像、
「羅漢像」が数多くあることで有名です。
別府大学は2007年から中津市と協力して羅漢寺の調査を開始しました。

シンポジウムでは、
調査を行った別府大学出身の中津市職員が調査の内容や結果について報告。
調査では、14世紀に寺に納められたことを示す文章が刻まれた仏像に加え、
寺の歴史をまとめていた江戸時代の文献を裏付ける資料が発見されました。
さらに、調査の中で、羅漢寺が羅漢信仰の聖地である
中国の天台山に似せて作られたことが判明。
こういったことなどから、
羅漢寺と羅漢像がもつ歴史的価値の高さが証明されました。

別府大学と中津市は今後も調査を続け、
多くの人に羅漢寺に興味を持ってもらうために、
今後も同様のシンポジウムを
開いていきたいとしています。

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